この仕事の中で、「とある疑問」を投げかられることは当初から
予測はしていました。
家庭菜園では虫がついてできないかもしれない、
けれど、家庭菜園とは、もととする基準がまったく違うんですね。
気軽に発せられる疑問、それに対しての、答えはたくさんありますが
どう言えばいいのか、戸惑いつつ、ぎゃくに、
どうしたらうまくいくということも一言ではいえなくて。
【土】があり、【タイミング】があり、たくさんの【知識】と深い【造詣】と
【努力】と【工夫】、【経験と冒険心】と【辛抱強さ忍耐強さ】と
【貧乏を耐え】【楽しみ豊かさを感じとる心】を合わせもつ、
無農薬農家の生産量は、
日本の農業の0.00何パーセントだといいます。
その貴重な野菜を作る人を、探して、つないで
お客さんに届けているのがいまぼくがやっていることです。
ほんとうにとても貴重な、無農薬野菜。
自給率の低さが問題とされますが、
1億人と言う人口が成り立っているのは
工業製品のような質の悪い野菜でも大量生産だからです。
そしてそれで、生きているのがほとんどのひとのなかで
日本のいったい何人が食べられるかという無農薬野菜。
食糧不足、石油不足、ケミカルや、石油製品がなくなっても
それでも野菜を作れるのは無農薬野菜を作り続けてきたひとの
畑であり、生産者だけです。
日本にいままで続いてきた無農薬の畑。それを
将来のために残すために、ぼくたちは無農薬野菜を
作り、運び、食べ、相互にお付き合いをしています。
すべてのつながりは有機的で、ありたいと思います。
自分のしていることに一切のうそはありません。
伝えたい、それがやおやの思いです。
どうか受け取ってほしいです。