とたんに、
中国産をメニューからはずしている
ファミリーレストランやスーパーが
あるそうです。
消費者には良心的な
いいイメージをうえつけられるかもしれない。
でも、ほんとはそれでは意味ないんですね。
たとえば、材料や加工をほとんど中国でまかない
日本で最終工程をすれば、「国産」と表示できるので
そんなふうに水面下にもぐるでしょう。
いまの生活スタイルを続けるには
海外の安いコストの食材や
中国産抜きには成り立たないんです。
根本的に。
ましてやファミレスから「中国加工」のものをはずしたって
中国産の野菜や肉がほとんどでしょうからね。
問題は、中国製というより、ごまかしじゃないかと思うんですが、
トレーサビリティとして、追いかけられる風にしてかないと、
隠す、見えなくする方向に行ってしまう。
そのほうが怖い。
いいものは、地球を母として、ゆったりした再生産のために
時間という、目に見えないコストがかかるんです。
「食べるコストをケチる」
というのは自分の命を安く短く売っているのと一緒です。
ぼくはこじんまりと、目の見える範囲に食を取り戻したく
また、信頼あるネットワークの構築をしたく思っています。