お客さんから今、
申し込みのメールが来ました。
お子さんのためにといわれると
うれしい思いがあります。
自分のためでなく、お子さんに、
ということ意識が自分と共通の
ものを感じてうれしいです。
お客さんがお子さんに対する思いと
ぼくがお客さんに届ける思いは近いものが
ある気がします。
たとえばこの仕事始めたとき、一番おいしい部分や
走りのものをいちばんに食べられると
思ったりしたのですが、
実際はじめて見ると、大違いでした。
一番の誤算はじぶんのこころ。
自分が食べたかったのに、
もったいなくて食べられないんです。
自分より待っててくれるお客さんに届けたくて。
こんないいものが、おいしそうなものができましたよって。
だから自分で食べないまま、お届けすることが多い
最初のものです。
自分はというと、形が変だとか
たくさん取れすぎたとかそういうときにしか、
食べる気になりません。
いいものをなによりお客さんに
届けたいんです。そして満足していただければ
まわりまわれば、そのことでぼくは満足できる。
自分が空腹でも、ほめられればうれしいし
ひとに喜んでもらえたら、自分がこの仕事をして生きる意味が
あるとすら感じるので…。
人に伝えたいのは、
無農薬野菜というのは、いちばんの特徴は
農薬を使わないということですが
それはマイナスではないということなんです。
つまり排除ではなく、
生きる力を手助けするということなんです。
ぼくたちは野菜の成長を。
そしてできた野菜は、ぼくたちの命になってくれる。
それをぼくはお届けしたい。
無農薬野菜は世界を次の世代につなげるための
また
社会のなかで似ている価値観の人とつながるための
大事なアイテムです。
無農薬で生きるというのはもともとの自然の形にそうこと。
それは自分のこころや体を形作る骨格のようなもの。
大事にしたい、命そのもの。
それをぼくはお届けしたい。
