「むらさき山のごはん会」主宰の
佐藤千佳さんをお呼びして
「無農薬野菜で作るおせち料理教室」
をしました。
今年の暮れもおし迫ってきた27日に
ぎりぎりで、さぞやばたばたか
と思っていましたが、杞憂でした。
千佳さん:「みなさんに切り方だ、皮をむくことはない、調味料が
どうだということを逐一言わなくて、楽だぁ」
みなさん:(それぞれが各テーブルに分散し)
Aテーブル「こうしたらいいんじゃない?、こうしよう」
「たのしーい、あはは、超かわいい」
Bテーブル:「調味料は好きにと言う言葉だったので
私たちは砂糖を使わず塩だけで調理してみます」
千佳さん:「面白くなってきた~」
それぞれが、楽しく判断し、
教えるほうも、意外性に、にこにこ、
教わるほうも、創造性で、にこにこ。
それを見ていた、ぼくも、にこにこ。
こうしなくちゃいけない、というより、
こうしたらいいんじゃない?
ということが、とても楽しかった。
それぞれのテーブルで、番号交換したり
世代の違う人たちどうし、話をしたり
違うつながりで、知ったそれぞれが
また違うつながりで結ばれあう。
千佳さんとぼくを、別の
つながりでそれぞれを知っていたいた、あるお客さんが、
ぼくたちのツーショットを見て、
うそみたいとつぶやく姿が、面白かった。
料理から離れますが
千佳さんと言う方、素敵ですね、
まず、根底にあるものが、優しい。
料理をするときに、目指すものがあり
それにはこうすべきで、トップダウン的発想で
野菜を見るのでなく、
野菜をみて、それをどうしたらいかせるか
的、野菜の立場に視線をあわせて
そこから組み立てていく。
野菜が甘ければ、砂糖を減らす。
そんな作り方で、レシピを変える
野菜にあわせたそんな柔軟さが、優しい。
だから、できた料理は
なんというか、極論すれば
味や見た目など、細かいことをすっとんで
これでいいんだという
千佳さんの世界を感じます。(ほめたつもり)
すべてお任せできる不思議な感じ。
それは素材である野菜に対してだけではなく
作る人に対しても、オリジナリティを尊重して
その思いが一瞬でみなさんに通じたかのような
そんな魅力的な料理教室でした。
みなさんや、千佳さんが、
「また参加したい」ということばが
設定したぼくには、さらにうれしかった。
今年の終わりにいい企画ができてほんとよかった。お世話になったみなさまありがとうございました。
おまけ写真、どなたかが書いた案内板(ハートマークだよ)