まだなんとなくお正月気分で、のんびりなので
普段思っていることなど、書いてみます。
料理の勉強してたことがあるんですか？
と、お客さんに聞かれました。
とくにはないですよ、どうして？と
ぎゃくに尋ねると、
だって、つうしんののレシピ、すごく助かっていて
と。
うわ、
ありがとうございます。
それで思ったのですが、確かに料理の勉強
したことがないんですが、
似たような経験だけはやけに豊富かもしれません。
最初、入社した、東京のとある無農薬無添加自然食卸の会社で、
みんなでその日に入った野菜を使って、試食がてら料理を持ち回りで
するというのがあり、22歳くらいだったぼくも
例にもれず、週に一度当番で
6人くらいのために作っていたのですが
ジャガイモだけ茹でてつぶしたどんぶりとか
考えてみると、とんでもないものを作っていました。
煮ただけとか、いためただけとか
今も、かも(汗…)
それでもそのうち本を見たり、
といろいろ工夫するようになり
麺なども自分でうったりすることも。
そのあとはやはりじぶんたちが取り扱っている
食材、素材の勉強で（自然食関連）
食材辞典を見たり、添加物の勉強をしたり
プロに体験話を聞いたり
してきました。
いったんその職場を離れた後、そのあと、
今度は作る側で、企画と実際自分で食品を作っていました。
そこでは、理論と、実験を繰り返しました。自己流ですが
けっこう時間と頭を使いました。
漬物や、コンポートや、ジュースゃジャム、
といった農産加工中心。
難しかったのが、保存の方法と味の変化と平均化。
いまはそれに比べるとある意味、楽です。
お客さんに、素材をお任せできるのですから。
あ、マクロビオティックの料理の勉強はほんの少し
しましたが、でも実際、
野菜のでき方、味の組み立て、熱のかけ方とか
いろいろはやはり経験してみないと
わからないことが多いと思います。
いろんな味を食べて再現ということや。
ほんとぼくなど、
野菜ソムリエとか、調理師とか、なんとかアドバイザーとか、
考えてみると、人になにかを伝えるにはほんと
なんの資格もなくて恥ずかしいんですが、
でも、ぼくが子どもの時にみてた
単に町の八百屋さんだって
買い物をしたとき、
こうしたらおいしいよって、
教えるのになんの資格があるわけでもないんですから
ぼくの知っていること、できることは、もっと知っているひとや
プロから見れば、(お客さんにはそういう方も多くて)、かなり赤面ものなんですが、
でも、なにかできることを伝えて行かなくちゃと思っています。
これからも、お客さんに恥をさらしながらも
野菜のほうを見てなにか伝えていきたいと思ってます。
