手紙

ＴＡＲＯやおや様

　

こんにちは。市内のTです。

無農薬ラ・フランスブログで拝見して
「食べてみたいなぁ、この方のつくった果物・・・」と思っていたところでしたので
とても驚いてしまいました。

あまりにもったいなく当日食べられず。
主人に「無農薬ラフランスいただいた！」とだけ告げ、おあずけ状態。

土曜日の朝、満を持していただきました。

ラフランス、私の中で正直今まで高価な割にあんまり・・・といった果物でした。
べちゃっとした甘さが苦手でした。
主人はもっとその甘さと食感が苦手だったらしく。

　

いただいたラフランス、見た目は本当に？？といった感じでしたが、
皮をうすーくうすーく剥いて行くと、甘くて新鮮な香り。
そして一口・・・・

驚きました。今まで食べていたものと違う。
甘さのなかにしっかりとした酸味。
果肉がしっかりしているのに、みずみずしい。

「ストレスがかからない」とありましたね。
食べていて、「この子は育ててもらって嬉しかったんだろうな。
ありがとう家に来てくれて。」
と思いました。

仲良く主人と半分こ。
主人、「えっ！こんなにおいしかったけ？？酸味がなんともいえない」
とあっという間にたいらげてしまいました。

欲深い私はりんごも食べたいと思ったり・・・。
果物、無農薬でつくるなど正気の沙汰ではないと聞きます。
そんな手塩にかけて育ててくださった我が子をいただき、大変感謝しています。

通信のメッセージ、いつも元気の素です。
ありがとうございます。
こちら新年早々、風邪でダウン。長引いてしまいました。
ＴＡＲＯさん、体気をつけてください。今年の風邪は手ごわいです。

今回、改めてＴＡＲOさんの配達してくださる野菜について考えさせられました。
私は毎年なくなった母の実家に挨拶に行くのですが、
その際祖母の作った野菜をたくさんいただきます。
（以前メールで書いた件です。）
今年も祖母は自分の畑で作った野菜を沢山私に用意していてくれました。

いただいた野菜たち、早速料理しました。
でも・・・
本当に本当に申し訳ない。
申し訳ないのですが・・・
味が違うのです。私の料理の腕が足りないのかもしれません。
でもいつもは塩・醤油くらいしか使わずとも、
何とも言えない滋味がするＴＡＲＯさんの野菜とは決定的に違うのです。
どうしても調味料を多くつかってしまう。

すべての野菜の味が一律に感じられて。

主人も「なにか違うね・・・」と。

二人とも祖母の気持ちがわかっているだけに申し訳なく。
祖母は農家ですので、個人の畑でも農薬・肥料使用しています。
だからなのでしょうか、野菜の違い。
去年まではほとんど感じなかった事なのに。

もちろん、いただいた野菜はすべて食べました。
でもＴＡＲＯさんの野菜が恋しくなってしまった。
体がほしいって言ってました。

「そういえば外食しても野菜の味、わかるようになった。
それに化学調味料、すぐわかるよ。俺。結構料亭っぽいところでも使ってるよね」
と主人が言いました。

　

今大盛りセットでも野菜、配達日前日にはなくなります。
（今週すでに今朝使い切ってしまいました）
スーパーで最小限の量のみ買い足すようにしています。

今まで本当に贅沢な食を頂いていたのだと、再認識しました。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。

　

「もうＴＡＲＯさんの野菜なしに生きていけないね～」
真実本心から夫婦で言いました。

もうひとつ不思議だった事。
祖母からもらった野菜、特に水菜等の葉物は冷蔵庫にいれていても
すぐにどろどろに溶けてしまいました。

　

以前　高山なおみの本に「溶ける野菜と、枯れる野菜」の事が書いてあった事を
思い出しました。

とりとめのない、かつ長い文章申し訳ありません。

どうしても伝えたくて、メールさせていただきました。

明日、どんな子が家にやってくるのか。とても楽しみです。
野菜室はきれいにしてあります！

T

Tさま　メッセージをくださった皆様
ありがとうございます。
なかなか、お返事をかけずにいるのですが
いつも読んで、とてもうれしいく
ああ、こういうつながりを作りたくて
伝えたくて、
この仕事を始めたんだっけと
改めて思い起こします。

感じることの多さはきっと、同じように感じる方と
つながるために。
感覚をそとに広げれば、きっと
それは波紋になります。
ほんとうにありがとうございます。
taro