TAROやおや’s blog

仙台で無農薬の野菜をセットにして配達しているやおやです。

畑の思いを抱えて、街を耕す

アラレちゃん

○○のことをどう思いますか?
ときどきお客さんに
そう尋ねられることがあります。


このての話は長くなりがちなので
立ち話ではたいていあまりきちんと話をできないですが
ぼくはたいてい、そうですね、、
悪くもないし良くもないとおもっています。
と、答えます。逃げ見たいですが

そういうつもりではなくて。

 

 

思い出すのは、昔、とある生産者組織のところで
肥料をつくり、会員に売ってそれで育てたものを
買い取って販売してみんなが同じ農法で
組合を全国に広げたという方と話をしていて、
無農薬か低農薬かは覚えていないんですが
そのあまりの自信満々ぶりに
当時はぼくはとっても若かったので、
その、多分代表の人だったと思うんですが、

そのひとにちょっと意見をしたりしまして、
内容はというと、それでは農協となんらかわりないではないか
無農薬印の配合有機肥料を買えばいいというのでは農家は
なにを考え何を見て何と対話して野菜を育てるというのか。
とちょっと、恥ずかしい言葉を吐いてしまい、
あとで大いに自分は反省をしたわけなんですが。

 

そこにはいまも大規模に全国組織で無農薬野菜をつくっているらしいので
野菜の不足したとき提供をとときどき迷い、連絡を思いつつ
あのときの自分の思いがやはりよみがえり
たとえ無農薬でそだてているとしても
ちょっと、立ち止まります。
それは、やはりあのとき自分が思って吐いた青い言葉

そのままに、いまだに恥ずかしながら抱えていて。


脱線しました。


このあたりうまく伝えわらない危惧があるのですが

なにかいいというものがあったとしても、

それだけを対症療法の万能薬みたいに
使えばいいというものではないと思うわけです。
畑を耕したり雑木林を整えたりという環境を
ととのえるということならいいんです
わかるんです。

けれど、起きた現象に対しての
特定のなにかをみえないようにするものは
本質的な理由の改善にはならないわけで

なにかを目的にして使うのは、見失う気がします。
すべて、かかわり方しだい。いろんなことに言えます。


効くというから信じたのに効かなかったというとき、
また不安のこころを呼び戻しますから
それはもともとのかかわり方が違うと思うわけです。
あくまでもその部分に目をむけさせてくれる
入り口の役割をしてくれる気がします。

そんな感じで思っています。
だから、「なにがいい」とか、「よくない」とか
否定するものも、そういうわけでもないのです。


ちなみに無農薬野菜はなんにも効かないです。

何かの目的を持って求めても、なんにも効かないかもしれない。
ただ、少なくともぼくは自分がそうしたいからしているだけで。

アレルギーが治るとか、おいしいとか、
そういうのは目的ではなく結果として
たまたまそうなった、と言うことです。

結果として起こったなにかを目的にすると
道筋を誤ります。

 

ちなみにタイトルは、力があるのに目的を持たず戦わないヒーローです。

 
基本セット5品1000円 標準セット6品1200円 満足セット7品1400円 大盛セット10品1950円 特盛セット13品2500円 他、ご要望に応じて苦手なものは他の野菜に入れ替えたり、追加注文可能です。