←【大滝キャンプ場】
どこに行こうか当日の朝天気を見て
地図を見て、考え
ああ、ここに行きたいと、直感で
出かけます。
それができるのは、東京からでは無理で
クルマでアプローチを稼げる、地元ならでは。
←【船形山山頂】
こうして、行く大きなひとつのメリットというのは
自分で決めないことで融通が利くと言うこと、
そのときそのときの感覚で、うごける
自由ということです。
それと、余計な情報が入らないということも大切なこと。
ガイドブックや、先行者の情報はいつも主観だらけで
あてにならないどころか余計。
知るとあと追いになる、
なにも知らず出かけて
気持ちはいつもその場で初めての出会いの方がいい。
←【パスタ、どうしてもカメラが撮りたがらず】
地図と装備だけもって出かけます。
(とはいえ軟弱になったのでいまは山のコース地図を持参)
小荒沢林道から、アクセスします。
終点の大滝キャンプ場も、なんとも
倒木だらけで、途中とおれないかと思いました。
←【山頂にて北を望む】
取り付きのここで、これですから、この先や果たして
と思ったら、戻ってきた人が、いや荒れてて
とても行けたもんじゃないと、言います。
←【蛇が岳への尾根道】
ああ、聞きたくなかったなあと思いつつも歩を進め
いくつか倒木を越えて、笹を上半身だけでやぶこぎして
進みます。
←【雲が浮いていた】
山頂近くになると一気に高度が上がり息も上がります。
税理士から電話、いまからきてくだーい、印鑑くださーい。
夕方いきます、ぜーぜー。
←【カメラが撮りたいと言ったので撮った】
先週トマト出せなくなったけど、今日突然取れてきました
トマトお願いできませんか?、
大分から電話、
あっ、はい、では、ニンジンをなくしてトマトをセットに
と足元に頭が行かなくなり、息は上がる一方。
←【蛇が岳への尾根道】
←【しつこいけど尾根道】
尾根をたどると、すぐに船形山。
二時間ほどでした。
頂上では、パスタを。
←【花の名前は知らないです】
シェル型のパスタをシーフードとカンズメホワイトソースで
茹でます。長いパスタと違って、シェル型は水を捨てることなく
全部使えるのと、歯ごたえがいいので食べた気がすることから
山でよく使います、カンズメのホワイトソースの方がルーや粉末よりおいしいのでそれも重いのだけれど、担ぎ上げて。
←【花の名前、わからない】
一時間、山頂で、静かに、青い空、展望、心地いい風
ひかり、満腹を感じながら、最後に珈琲を淹れて。
←【松?】
帰りは尾根道を少し、となりの山、蛇が岳までたどります。
心地いい笹と、草木。
←【池沼】
カメラが写真を撮りたいというとき、撮りながら
リズムを保ちながら歩きます
尾根っぽい、戸渡り尾根もあり
蛇が岳を過ぎて下れば、池沼でモリアオガエル(多分)が
鳴いて、
←【残雪の道】
さらに少し下れば、残雪を踏みしめてコース取り。
なんてバラエティにとんだコースだろう、しばし
あっ気にとられながら一日をかみしめます。
←【巨木の森】
巨木の森を通り過ぎて沢の岩を徒渉すると
硫黄のかすかな匂いとともに沢の端から
温泉がわいていて、温かいわけではないけれど
不思議な贅沢感。
大滝キャンプ場にとめたクルマで靴を履き買えもっと味わっていたい感に
囚われつつも、クルマに乗り山をあとにします。
途中小荒沢林道に沸いていた水がとてもおいしくて、
もって行った水筒をここの水でいっぱいにしました。
いい山でした。なにより静かで
なにより自然が自然の営みのまま、
五感で感じせてくれました。
甘いガムのような花の香り、お風呂の香り、
堅い岩はあまりなく柔らかな土、
水の湧き出す最初の音、
ひとふきの風が尾根を抜ける、草がゆれるより前に聞く音
もずのはやにえ、たぬきのかけっこ。
写真は、DP-2 花にはクローズアップフィルターを使っています。
七ツ森といい、この周辺はなかなかいい空気。
追記、花の名前教えていただきました、ありがとうございます。
白いのは「つまとりそう」赤いのは「 いわべんんけい」だそうです。