TAROやおや’s blog

仙台で無農薬の野菜をセットにして配達しているやおやです。

畑の思いを抱えて、街を耕す

無農薬と低農薬野菜は一緒に販売してはいけない

ちょっとタイトルは別の意味があり

これはまたいずれ改めて書きますが、

ひとつ、先にどうしても言っておきたいことがあります。
ぼくが無農薬野菜を扱っているのは

安心とか安全とかそういうことが大前提ではないです。
それは結果であって、目的ではない、
だからそれを前にだして販売するのは違う、と思っています。
結果を目的にしたら、なにかがゆがみます。

 

無農薬がほんとうでそれ以外は偽物とか
とても無農薬がいいとかいうつもりもありません。
じっさい胸張ってお届けすることなんか年に数回ほどで
あとは謝ることの方が多いです。

 

では、なんで無農薬かというと、
嘘がないからです。
間に余計な思考が入らないからです。
意図というか。
自然そのまま。

だから時期が来れば芽が出るし
収穫適期が過ぎれば、かたくもなるし。

 

おかげでよけいな苦労もさせられますが
そういう生きている命というのが
感じられるからなんです。
無農薬野菜というものの魅力というもの。
そこが決定てきに農薬を使用した野菜と違うところで
大好きな理由です。

 

ぼくがやおやを始めたのは
それしかできなかったからです。
30年前ついた仕事が無農薬有機野菜の流通でした。
そしてのちいくつか転職し、

悩み打ちひしがれていた8年ほどまえ、

たまたま買い求めた無農薬のじゃがいもの芽が
春に向け伸びてきたとき、手に取り眺めながら
ああこの命の塊を手元に置いておきたい。

こういうことが伝わるひとに言葉かわりに
こういう野菜を届けたい、そんな風に思ったんです。

だから無農薬なので。
決してほかのものにくらべなにかを排除したり
否定したり、そういう意図はありません。


むしろ、逆で大変な道を選んでしまったと
おもうことの方が多いです。
低農薬と違い無農薬というのは、
思想を大事に、世の中と距離を置き、
貧乏を選ぶことに同意かも。

けどね、少しは社会に近寄りたいもので、
あるいはこんなふうにも思うんですよ。


こんにゃく屋さんがこういいます。
「自分たちでたべておいしいと思うのは生芋蒟蒻なのだけれど
こんにゃく粉で作ったものが偽物かというとそんなこともなくて

それもまたいろんなつくりかたがあり
それぞれ工夫を凝らしています。
粉でこんにゃくを作るという製法は100年の歴史があるけれど
自分たちはどこまで追求すれば本物といえるのかと
ほんとに悩むときがあります。

自分たちが追及してでも出せるものは
かずに限りがあり、それはきまったところにしか出せなくて
あとは断っています。
経営として、それもどうなんだろうという思いもあります。」


あるいは豆腐屋さん。
以前知り合った豆腐屋さんは、「数時間で味が変わる
あしたには味が変わるから、お勧めしない」と言っていましたし

実際味が違う感じでした。

 

なのに別の豆腐屋さんのは
一週間たっても味が変わらないような気がするのです。
そしてどちらも美味しいので
いったいなにがどう違うのか、よくわからないし
いったいどっちが本物なのか、よくわからなかったりするのです。

本物ってなに?
結局作るひとの思いなのかなという気がつらつらとするばかりです。

加工食品で、材料が無農薬というのは何かの目的ではなくて
結果なのではないかと、そんな風に思うこの頃で。

 

無農薬というのは決してなにかの手段ではないのです。
それを拡販の手段にするにはそれはとても不安定で、リスキーです

低農薬を無農薬のように錯覚させるミスリードも最近目につきます。
「あるところから買っていたリンゴが無農薬だからと

皮も大事に使っていたけれど
低農薬だったと知ったんです最近」と、いうひとがいました。


リンゴは普通に低農薬でできます。
でも、無農薬ではできないです。
一回はできます、農薬をやった前の年に
樹は来年の花の支度をしていますから。
虫がなかに入るのは防げませんし
虫がはいらないりんごを安定継続して作れるのが奇跡なんです。

いろんなごまかしの中で
なにか本物か、
あまり広げたくないし
あまり狭くもできないと思います。

無農薬だ、オーガニックだということにさほど
意味はなくて、
むしろ、生産者がどれだけ、その命の自らを
見守ってきたかということの深さ長さではないかと、そんなふうに。

 

長くなりましたが、言い過ぎたようで
まだ言い足りなさすぎな気もします。

いろんな出会いに感謝です。いろんな人が
それぞれ頑張っていらっしゃって、
気持ち支えられて、ありがたくそんな方たちと
なんとか仕事でも繋がれたら素敵だな。
魅力的な方たちは変人ではなく悩みつつ社会と
決して閉じてはいない方たちばかり。

ぼくも社会への扉を開いていけたら。
無農薬という、尺度は絶対に保ちつついろんな
門戸を閉じてはいけないと思うのです。
なぜなら、偽り優先社会と個人の大切なこだわりとの
橋渡しの役割もしたいものです。

なにいっているか、わからないですよね。
この辺にしときます。

 

 

 

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