TAROやおや’s blog

仙台で無農薬の野菜をセットにして配達しているやおやです。

畑の思いを抱えて、街を耕す

無農薬は排除ではなく可能性。

来週お届けする予定で入れた
大分の佐藤さんのかぼちゃに
入っていた通信。なにげなく手にとって
そして大きく心の中でうなづきました。

「完全無農薬ですか?」と聞かれてちょっと返事を迷ってしまう。
それをあいては、やっぱり完全無農薬ではないのかと
受け取ってしまうみたいですが
わたしは、完全っていうことばに戸惑うのだ、
いったいこれだけ環境が破壊されて、
いろんな物質が氾濫して、自分だけ農薬を使っていないからと言って、
完全といえるのか」という部分。
ああ、おんなじだとかんじました。

最近引っかかっているのは、エコや環境。
たとえば、先日、お話した方が
「割り箸を使わないことが果たしていいことか、
そのことで間に入っていた人たちは職を失う」と
言っていて、ああこの人はぼくと同じような
かんじ方をしている、とかんじました。

間伐材などを使った割り箸など、間に入っている人たちが
職をうしなうということはそれで
回っていたリサイクルがそこで切れてしまうということで、
多分そう言う意味でおっしゃったんじゃないかと思う)

またここでも舌足らずになってしまうんですが、
やはり完全とか、ありえないと思っています、
またそうして完全を求め閉じたりすることは
いいことではないとかんじています。
日光の東照宮でもあえてはしらを逆につけることで
完全を回避しています。そんなふうにかんじる
それは、以前10年間、他のものの命を
奪いたくなくて菜食でいた自分だからいえることで。
突き詰めてしまうと、排除と反発しかなくなるんです。
融合して許しあってぼくらは生きるしかないのです。

エコも、だからいい、というステレオタイプは
だまされる可能性があります。
原発にしても、二酸化炭素を出さないということを言い始め
いまふたたび力を入れはじめています。

だからエコは怖い。
環境問題は、すりかえられる可能性があります
気をつけないと。

レジ袋にしても、全体で年間何リットルの原油節約と
全体の問題にしていますが、まとめるとそりゃあ
おおきくなりますよ。
懸念するのは、たとえば有料化にして、だから
使っていいんだ、あるいはエコだから、
それ以上気にせずいままでと同じように
使っていいんだという免罪符になることが怖いんです。

バイオ燃料も、しかり。

しゃべりすぎました。

基本セット5品1000円 標準セット6品1200円 満足セット7品1400円 大盛セット10品1950円 特盛セット13品2500円 他、ご要望に応じて苦手なものは他の野菜に入れ替えたり、追加注文可能です。