野菜を配達して使っていただいている若林区
日本料理 「道」さんで、いつも参考になる料理の話を
聞かせていただいています。
野菜の切り方で、風味を出したり、逆に消すことも。
そんな高度なテクニックと、別に
先日、ぼくが深く感動したのが、じゃがいもの皮を揚げた話。、
「皮がうまいんですよね、このあいだ、いただいた
じゃがいもの皮がもったいなくて、揚げたらおいしかった」
「なあ、うまかったよなぁ」
(一緒に料理をする息子さんに)、
じゃがいもの皮
さすがにそれはやったことがなかった
ほかの一般素材の皮はもちろん捨てているんでしょうし
大根などは、むけば向くほど染みとおるおいしい部分が
中にあるので、京料理などは、わりに皮をむきますよね。
そして、捨てる。、
おいしい部分だけ、食べる、という発想が
いまの社会を貫いています。
いいとこだけ、お取り寄せのような。
ところが、かの料理長さんは、
野菜の視点、しかももったいないという部分からの
発想で、これはものすごく根本的な
野菜がいのちであり、基本的なむかしのスタイルで
あったのではないかと
考え及ぶわけで、久しぶりに愕然としました。
もったいないから、残さず食べるというのは
本来はこういうことなんだろうな、と思うばかりです。