お客さんから、
「ＥＭ石けんを趣味で作ってるので欲しい方がいたら差し上げます」
と、いう連絡をいただいたので
通信の「よろずばん」に書きました。
早速、おひとりのかたからぼくに連絡を頂いたのですが、
偶然なんと、差し上げたいと言う人の、
お近くに住んでいらっしゃる方だったんです。
歩いて行けるくらいの近所どうし。
ぼく自身がその不思議さに面白がったものの、
それだけではもったいなくて、
そのふたりをつなげたいと言う思いが、湧き上がりました。
あげたいお客さんにそれを伝えたところ、
「近くで、感性の近い方がいたらうれしいです」と。
いわれて。なるほど…
「作ってらっしゃる方はお近くだから、直接連絡をとってみてください」と
お客さんに伝えまして。あらためて思いをはせてみると、
考えてみたら、まさに
ぼくも実はこのしごとを始めたのは
そこだったんですよね。
思いの通じる人と知り合いたくて
ひとりで大事にしたいものを、大事にすると
社会の中で孤独感を感じることになり
それならば、きっと思いの通じる人はいるはずと、
無農薬野菜を抱えて、誰かいりませんかーと
声をかけて売っているようなそんな感じなんです。
必要としいてる人はきっといると。
街の中で、きっと似たような感覚をもち
軋轢を感じている人は
きっと、いるはず。落ちている
大切な宝石を拾い集めるような、
そんな感覚で、ぼくは始めたんです。
昨日は、おふたり連絡をしていただいたみたいで
これから、つながっていってくれるといいなと
ほんとに思っています。
ひとりだとできないけれど
二人だとできることもあります。
だれかがそこにいてくれるだけで力がわいてくることもあります。
いまの世の中の価値観のすべてが
ただしいわけではありません。
自分でだいじにしている価値観こそが
生きる時が、きっとくると思っています。
