ぼくたちは、夢を見ていた。
十分、夢を見た。
だからもう、そんな時代は終わりにしよう。
数万年のすべてを食いつくした人間。
小さくなれない都市は
作ったものを
維持するためにだけ存在し
そこで生きるものは
都市の便利さを維持するためにのみ
日々を費やし
ひとはやがて壊れていく。
いまや、山を破壊しつくして、
田舎ですら、都市に近い感覚。
田舎ですら、都市がなくては
生きていけなくなっている
消費するだけの社会は
もう、終わりが近づいている。
それは。
数万年かけて
作った石油、発展、消費文明は
やがて、次の世代に
なにも残らない。
小さなリサイクル社会でなく
本質的に、
もう終わりにして、何かを
次につなげていかねば。
いったん発展したら
次ぎはもう、収縮。
収縮に、備えて
ぼくたちは…
新たな価値観を、創造していかなくては。