不思議だなと思う料理があります。
少し前にガラスの鍋を買いました。
ガラスと言えど、高温に強いので空焚きが
できます。たとえば蒸し煮(重ね煮)。
きょうは、白菜がたくさんあったので
真ん中の固い部分から切って(こうすると長持ちする)
白い部分を鍋のそこに敷いて、
その上ににんじんをスライスして
牛蒡もスライスして
しわしわ大根もスライスして
塩を振って、呼び水を少しだけいれて
あとはふたをして、弱火でくつくつ。
それから最後に、きょうは
さらに上にチーズを添えました。
味付けは別皿に、塩竈の生しょうゆと
豆板醤(知り合いの米農家さんお手製)をいれて。
鍋は塩だけ。ほかにだしも甘みもなにも加えず。
不思議です。
なんでこんなにおいしいんでしょうか。
野菜をばくばく食べてしまう。
それをきょう買った益子の
大きな器でごはん食べたら
心も満腹。
いろんな有機的なものの重なりのなかで
いただくごはんは、ご馳走。
いつもしみじみします。
作っている人をみんな知っている食べ物ばかり。
贅沢だなあって。
ほんと。