ああ、そういえばそうでした。
うっかり忘れるとこでした。
やまの農家から筍を。
山独活を。
七ヶ浜の海で海苔を
そしてときどき海で
ご自分が採った海草や
つぶ貝などいただいて。
あっちこっちは知りまわっているけれど
ただ、つなぐ、本質はそこです。
そしてこれ
ナンだと思いますか。
さび釘や、鉄鍋を使ってかなり煮ないと
あのいろにはならないんだそうです
よく生ひじきといって売っていたから
あの色で海の中に生えているものと思ってた、
考えれば黒い植物なんて。
「生」なんていうから紛らわしい。
ちなみにほんとに生でたべたけど
とてもじゃ無いけれど
ひじきの味はしませんでした。
無味と言うか。
それにしても
煮ることで、あの風味とは。
不思議。
先人に感謝。
ぼくたちの、ぼくたちに限らず世代の役目は
ただ次ぎの世代にただ、きちんとつなぐだけだった。
前の世代の生きる術を。
はずなのにいつしか、ぼくたちの世代は
ただ、前の世代とともに消費者になってしまった。
そして、ぼくたちは死ぬまで生きる
そんなんでいいの?