生産者さんから連絡をいただきました。
『これは、無肥料無農薬で作りました。
有機栽培無農薬のものと食べ比べてください。
種はいっしょです。』
食べてみました。
う。
確かに味が違います。
生産者さんはそのぶん少し高く出したいといいます。
量ができないので。
でも…そのこだわり
お客さんには、たぶんそれは
どの程度伝わるんだろう
ぼくは腕時計が好きですが、「電池はだめ
自動巻きや手動巻きでなければ
時計にあらず」という人たちがいます。
一方、Ｇショック大好きという人たちがいます。
自分がいいと思えばそれでいいと、ぼくは思います。
小さい枠の中で、ほかをだめと、排他することはない。
そんなことじゃないかと思うんです。
以前も『無肥料』のトマトと
『落ち葉堆肥だけ』のきゅうりをこっそりお出ししたときが
ありました。
でも、高くなりすぎて
販売価格が仕入れ価格のような状態では
とても適正に販売をしていくことができず
２．３回おだししたけれど、
つながって行くことが難しい状態でした。
こだわる生産者さん支えたいです、
けれど量ができないので、
価格に転嫁、すなわちわかるひとのさらにマニアックな
部分の幻のような「食べ物」となっています。
それを普通にお届けするということで、
どこまで理解していただけるか
と迷います。
量が少ない、価格が高い、それを
必要とするか、どうか。
考えて考えて、結局
ぼくは、つながりのなかで
生産者さんと出会ったわけで、
その生産者さんの思いをうけとめ
たまに、そういう野菜があってもいいんじゃないか
いいんじゃないかというのはみょうに消極的のようですけれど
それを積極的にすると、
ほかの野菜を、だめだと否定することにも
なるので、そうじゃなくて
よりこだわりの、味の違いがわかるかなあ程度の
趣味性の野菜だと、思っていただければと。
ちなみに、近日中にお届けしますが、
いちおうつうしんには書きますから
届く方にはわかります。
量が少ないので、
こんないい方になってしまいますが
ご勘弁。
