なんとなく、刻んで
少しの水で
少しだけ蒸茹でして
なんとなく、少しの塩をふって
それで食べてみた。
風味が欲しければ
醤油をかけて。
おいしいか
おいしくないかというと
おいしい
と言う言葉しかないのだけれど
ただおいしいというのとは
違う
別の感覚がそこにあります。
優しい味。
暖かい味。
育った時間が見えるような
太陽の時間がみえるような。
これは、とても伝えにくい。
こういうものを食べることで
優しい感覚を覚える気がします。
自分のなかの優しい感覚を
知らず知らず育てる気がします。
ゆっくり、食べて。