アンソレイユさんのワークショップ、
「お絵かききょうしつ」(ほんとはもっと違う名前だった気がします)
に行ってきました。
自由課題ということで
それぞれ違うものを渡されました。
ぼくには、これ。
と出されたそれは、唐辛子。
野菜なんて難しいかなと思ったけれど…
描いていくうち、いろいろメッセージを受け取りました。
結果的に野菜を見直すことができよかったです。
野菜はすべて意味がある形をしています。
それを感じるかどうかだと、いう気がしました。
かたちは、そのものの歴史であり、メッセージです。
最初は、なにも教わらず、ただ描いて。ということで
ただ、描いて描いて、描きます。
そのうちに、だんだん、不思議なもので
手が描けるようになるというより、素材の
見えなかったところが見えてきます。
見えてきたら受け取ったまま、そのままトレースします。
でこぼこの場所や光。
色の違い。次々と発見していく喜び。
一本の唐辛子の中に「陰」と「陽」があって
引っ込んでいたかと思うと、出っ張って
全体として、これももうなにも変えようがないほど
完璧に美しい形。
力強い筋肉質なところやなだらかな女性のような肩のやさしいライン。
育つ過程が時間が見えるような、そんなことを感じながら
描く時間はとても至福の時間でした。
気がつけば、疲労感を感じました。
2時間ただ鉛筆で描いて描いて、デッサン練習してました。
こんなに夢中になったのは久しぶりです。
デッサンはもういいや、と思い
次に、パステルでそのまま描き始めたのですが
パステルは、難しいですね。
色が思ったようにのらない。
そういえば、ものごとのデッサンって
いい部分を特徴的に描くものなのかもしれません。
野菜でなかったら、そう感じられたかどうか…。
いまも唐辛子のラインが目に浮かび
見なくても描けそうです。
ほかの野菜も描いて見たいな。
描くというより、なにか形からメッセージ
を感じたい。
野菜って特に無農薬野菜って
完全なんです。
途中で迷ってもかならずどこかで盛り返して
全体としてものすごく、力強いかたちをしています。
勢いのある、いつも全体として完全な
野菜を見ていると力をもらえます。
…今度、野菜お絵かき教室ワークショップなんてどうかな。
