種まきをしました。
余っている育苗箱を農家さんから
借りて、夜に種まき。
まいたタネは、タマネギのタネ。
超極早生タマネギという
なんだかわかんないけど
すごそうなタネ。
でもゴマみたい。
それを指で摘んで、
スリスリしながら、
育苗箱にみぞを作って
落としていきます。
でも、よく見えない。
夜だし、ゴマだし…。
夜やっているのは、
別に新月だからという訳ではなく
ただ、蒔きたくなったのが
夜だったからという…
いや、蒔けるような時間と気持ちの余裕が
できたのが夜で
また明日になると蒔けるかどうかわからないけれど
あまり置いておくと、来年の春に
出荷のタイミングを外してしまうから。
ん？
そう、出荷。
出荷しますよ
たぶん。
いや本気で。
1反分のタマネギの
タネを3000円分買いました。
来年の春の端境期に
葉タマネギを、
出したいと、それを願って。
夏の間、ただ耕していた畑に肥料もまきます。
端境期というだけではなく、
こんなにおいしい野菜はないと思っていたりするので
力も入ります。
葉タマネギ、うまいんです。
たまねぎより、うまいのに
なんでないんだろう、世の中に。
ただ、タマネギの茎が太る前に早く収穫すれば
それが葉タマネギというわけなんです。
（ざっくりした言い方ですが）
手間でしょうか、売れないからでしょうか
不思議で。
来年の春、うまくできるといいな。
無農薬農業は、努力と、資金が自分のミスや天候で
一瞬で無駄になるのでその、努力の過程を、
どの辺で、どうとらえるかが大事で、
それで立ち位置が、決まる気がします。
ぼくは…東北に来て15年前かな、
自給自足的農業をやりたかった
でも、できずに
そのあとしばらく農業から離れていました。
いま農業に関わる仕事に就けて嬉しいのですが、
自分で作ったもの少しでも売れたら
それはただ、売れるというものとは違うんです。
いままでの、なにかしては失敗の
やり直しができるかのような気がして。
もうこうなったら成功するまでやらねばと。
失敗って、成功するまでやらなければ
失敗のままなんですよね。
だから、タネを蒔きました。
夜だったけど。
うまくいえないけど。
