TAROやおや’s blog

仙台で無農薬の野菜をセットにして配達しているやおやです。

畑の思いを抱えて、街を耕す

無農薬リンゴ

1sdim1739 ということで、蒔きたいと思っていて
こころに握りしめている
「たね」がいくつかあります。

ひとつは無農薬果樹。 


今日、
雪の山形に行ってきました。

 

初めて作ったという無農薬の果樹は、りんごだけかと思ったら
なんと、リンゴだけではなくて
写真のさくらんぼをはじめとして

ラフランスなど、果樹すべてを去年無農薬で
作られたそうで。
ぶっ飛びました。
うそでしょう…のど元まで出かかりました。


 

けれど本人と畑と、果物を目の前にしてるわけですから
ただ、のけぞって、気絶しそうになっただけでした。



以前青森の無農薬りんご畑を見に行き、
涙で真っ赤になりながらの生産者さんの話をきいているだけに
無農薬でどうしてここまでのものができるのか
それがとても不思議でした。

 

1sdim1744 普通の人には、ひどい果物に見えるかもしれませんが

無農薬の果物は、存在自体がすごいことなんです。
家の庭の果樹とはまた違い、いろんなしがらみ、罵倒
軋轢、不安、生活、いろいろあります。

ただ、
1年目、2年目になったら
どうか、3年目はと、不安だったのですが
話を聞いたら、
今後も、大丈夫だという気がしました。
なので奇跡的にできた1年目の無農薬リンゴではなく
継続可能な無農薬リンゴとして
お客さんにお渡ししたいと、思い決めて
期待と、ぼく自身もとある覚悟を決めて
いま、この文章を書いています。

 
 
 

このへん、1年目、2年目、3年目というのは
単に年数のことではなくて、無農薬で出荷可能なりんごが
できる可能性が、下がるという意味で使いました。


かの木村さんとことは、いきなり慣行農法から
切り替えたわけで
だから毎年できなくなったのかもしれませんが、

けれど、この方の畑は、すでに15年近く
すでに自然農法に近い土つくりをしてこられたと。

 

残念ながら、深い雪の下の土には触れることができませんでしたが
ふかふかだという土のイメージは
以前訪れた、青森の無農薬りんご10年目の農家の土を
思い起こさせました。
あそこはまさにパラダイス。蝶や虫や、鳥や
太陽の光や空気すら、その一角では輝いていました。


そしてそこで悩まされているというとある虫
の話をしたらそれは芯食い虫で、
ことしはただそれに食われるのを見ていたけれど
とある、二週間に酋長して「食われた」から
その間に自然界の植物を混合して液にして散布すれば防げると
ちゃんと答えを考えていらっしゃる。
いっきに不安が氷解した瞬間でした。

なにより勉強家。
図書館にいるか、畑にいるかだといいます。

 

あとは現実的に、距離と
価格が…まあなんとかなれば
出せる時期に
野菜とセットにしてできるかと思います。


無農薬の果物は
ほとんど、つくっている人がいなくて
そういう方と組むことで、新たな価値感
新たな、挑戦に対する応援ができるかと思い


また見栄えに対しては、多少なりとも
できたものを、買い支えることで
再生産可能、魅力的な農業として
周りの農家にもアピールでき、
無農薬果樹畑を広げる道を作り
人としても、負荷のかからない生き方を
提示していけるものだと思うのです。


ぼくにとっても、ちょっと挑む部分。
見た目と価値にお客さんが理解していただけるかどうか、
できるだけ、説明していきたいと思っています。

 

また来週、山形に行くつもり。
こんどは、受け取りに…。
思いの話だけで、価格の話を
農家さんともまだしていないので
シビアな話、少しびくびく。

 

でも思い起こせば、農家さんともいつもそんな感じなので
通常の流通とは違う部分で、なんとか
お互いの存在の部分を尊重し
分かち合ってやっていきたいものです。

 
基本セット5品1000円 標準セット6品1200円 満足セット7品1400円 大盛セット10品1950円 特盛セット13品2500円 他、ご要望に応じて苦手なものは他の野菜に入れ替えたり、追加注文可能です。