11日目。
まだ終わりが見えない状況ですが
踏ん張りどころです。
地震の時に揺れが加速した瞬間に、
いきなりあかりが消えて、
それから、暗い夜を、情報もなく、
普段ならすぐ着く電気がつかず、
ケータイに救いを求めつつも
いったいどうなっているのかと
少なくなっていく電池と
アンテナマークを交互に見つめたあの夜。
翌日、水道も出なくなっていて
状況をクルマのラジオからながれる声や
新聞の記事で知り
愕然と立ち尽くしたことをつい昨日のように
いや、思い出したくない、頭の中の
どこかにあります。
あの求めても得られなかった3.4日ほどの
空白の時間は過ぎ
いま、情報が入り始めています。
共有。
なかにはつらい情報もあります。
でも、うれしい情報もあります。
もう少しです。
元気でお会いできるときがもうすぐ来ます。
電話で話す、メールでやり取りする
そんなことがこんなに大事なことだとは。
折れそうな心を支えあった方も多いのではないでしょうか。
いま、いただく連絡で
ぼく自身、待っていてくれる人がいるんだ
と、励ますつもりが、逆に励まされたりです。
そう、頑張ろうという言葉は、もう必要ないかな
辛抱も、もう十分しました。
これからは、目の前のことをひとつひとつ
まわりに感謝しながら、かたつけていくしかないのでしょう。
あのときあの場所にいたからということで自分が生きているのは
それはほんとうに些細なことなのだけれど、、
生きているというそれ自体に感謝しながら
つながりに感謝して、これからのことをかみしめています。
ひとりじゃないから、立ち上がれるんだと思う。
おそらくみんな、そう。