かつての事故と前後して25年くらい、
仲間たちと反原発を言ってきたけれどなにも変わらなかった。
長い時間費やして、デモや六ヶ所村への視察キャンプ
勉強会、イベントも、でもなにも変わらないで時が過ぎた。
あのとき耳を貸さなかった人たちも
いま声を上げ始めているのはいいこと。
ぼくらの年齢がいつの間にか社会をつなぎ動かす年齢になってきて
それらの人たちが、自民党、民主党、公明党として
政策をひきつぎ、原発をおし進めていて。
いままでの反原発運動みたいにお祭りにしないで、真剣に
政党に語り掛けることが必要になってきている。
ただ、原発のなにがいけないかの認識をもたず
じゃあ、自然エネルギーならいいのかというと
ぼくはそれもある部分では違うと思う。
何パーセントを自然エネルギーにというそれは全体の%に
原発があっての話で
原発のかわりにはなれない根本的な理由が。
結局、なにかに代替したとしても
石油エネルギー依存には変わらない。
脱原発は脱電力、脱石油エネルギーだということをを忘れてはいけない。
原発はCO2削減に役立つという数字のトリックで加速してしまった。
そしてお金を生み出す道具して存在したものを世界的に切り替えていく流れそのまま
脱原発で、なにかメリットを生み出す仕組みを作らないと。
今までは行く先がわからない船に乗せられていたけれど
船を動かすような仕組みにかかわらないとなにも変わらない。
「反対」だけでは、声がどこにも響かない。
反対、そう言ってきたのにという、徒労感は、
いつかの危険性の想像を実現させてしまい
ついにたどり着いてしまった。
このやるせない思いは、次につないでいかなくては。
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とりあえず、いまできることとして
私のほうでは来週から、週に一度一つずつ、出荷予定の地元の野菜を
検査機関に送り、セシウム、ヨウソの検査をしてもらうことにしました。
一応、今までも安全てであると思うものをお届けしてきたつもりではいますが
より、責任があると感じて、数値としてお伝えるするために。
宮城の野菜はどうなの、と不安の声か火聞こえてきますが、
場所によって、ぜんぜん違かったり
野菜の種類によっても、また有機野菜とは
ちがうことが出てきています。
そのなかでお客さんを断片的な情報の海の中で
まちがったほうへ誘導させてしまうことや、
右往左往させてしまうことは本意ではなく
なにより、きちんとした情報を持つことが大事で
やらなくてはならないような気がしています。
ぼくはこの仕事をしていることが幸せで
指をさされることなく、自信を持って続けていたいんです。
だから、いまできることを。
つらつら思うことを書いたのですが
なにか疑問や意見ありましたら、
直接メールください。