病気がでています。
去年、完全に化学合成農薬を排除したところ
体力がなく弱っていた木が、
死にかけてしまっていったとのこと。
切ろうと思ったら、芽をだしてきたので
枝からはよくないきのこが顔をだしているから
もうだめかもしれないけれど、
もう少しこの木の生きようとする力にかけてみたいと。
一度大病をすると経験上、そのあとは、
強くなって病気にかからなくなるんだそうです。
草、刈っていないそうです。
よくない雑草がなく、いい植生です。
土もふかふかしていてなぜか
あの、あかざも生えてこない。
これは、やけに元気なさくらんぼで、聞くと大病をしたそうで
そのあととても、元気になったと。
植えて25年くらいの木。ぼくまでいつしか
何歳ですかと聞いていた∴。
農薬はやらないけれど毎日、農薬の代わりの
菌を育てているんだとか。
これは、ぬかに納豆を混ぜたんだとか
芳しいにおひしてましたが
いとおしそうに、にこにこ、いつまでも触れていました。
これは、…
塩と、海草と、麹菌、それをぬかと納豆と乳酸菌に
混ぜて、菌のご飯のおからと、あと身近のあれとあれをまぜると
発酵熱でほかの菌は死んでしまうけれど、菌の行きやすい環境は
残るからそれをまくんだそうです。
印象的だったのは、緑色がこの園地は、淡いんです。
明るい、日に浴びて自然の山の色と一緒。
だけど、窒素の
化学肥料をやっているよその園地は
みどりが気持ち悪いほど深緑
なんだかどよーんと沈んでいます。
それが必要な生育のしかたをしてしまっているところは農薬も肥料も
すでに病気なので、そこから抜け出せない。
点滴患者のよう。
わたしはなんにもできない。
ただ、感じてその補助をするだけ。
とおっしゃる。
ことし、震災が尾をひいていて
皆さんをお連れすることはできなくなりましたが
来年、さくらんぼがりなどで、この園地にご案内し
みなさんにも感じていただきたいです。