星さんご夫婦、おふたりでお出ましというのは
なかなかないと思います。
その意味でも貴重な機会でした。
この冬、海苔が不作でさあ、ようやくというころ
ぼく自身、さあぜひまた星さん野原と
海、頼みますと、いろんな企画を持ちかけていた、
その矢先
あの揺れと津波。
あれから3か月、まだ時が止まったままのような
気がする、もしかするとずっとかもしれないと
語る、星さん(旦那さん)でした。
おそらく同じような思いでいらっしゃるかたもいると思います。
今回、星さんをお呼びしたのはなにもわざわざ
呼びつけて、義援金を渡したかったわけではなく
時間がたったことを確認して
振り返り、その共有と、これからの希望につなげるために
微弱ながら、一度その機会を作ることがこれからのきっかけに
なるんじゃないかと思ったからでした。
宮城の食事室の大友さんのご協力もいただき、
建物被災のため一番町に引っ越しをして、再開した
食事室で、心こめて調理していただいた星さんのお米と海苔と米粉を
頂けて、たいへんありがたかったです。
(写真は、ソラマメ白みそのヒスイ焼き)
参加いただいたみなさんありがとうござました。
(食事室に興味をもたれた方、ぜひ
ご連絡して食べに行ってみてください)
今日、星さんのおうちに伺うとき
田んぼの前を通ったら、
重機が、ぐいーんと、いろんなものをつかんでぽいって
かたつけをしていました。
始まったんですね。
ようやく。
いままで写真を撮る気がしませんでしたが
今日は晴れやかな気持ちで写真を撮ってきました。
建物がすっかりなくなった浜の近くの道路で、
小学生の子供たちが
ひとつのバスケットボールを追いかけていて
追いついてボールを手にした女の子が振り向いて
うれしそうにしていた。
そんなこどもの笑顔、
とんとみていなかったことに気が付いたのでした。
いろいろと感慨。