TAROやおや’s blog

仙台で無農薬の野菜をセットにして配達しているやおやです。

畑の思いを抱えて、街を耕す

線量計って

てっきりあたりまえだと思っていたのですが
話をしていると、勘違いされてるかなというときが意外に多いので
ちょっとだけ、簡単にお知らせします。 

ハンディタイプの放射線量計、ガイガーカウンターでは
野菜ははかれないんです。
実際に食べるのを測らなきゃ意味がないと
言われたりすることもありますが
なんというか、なんていったらいいのか…
根本的に、あれで数値がでたとしたら
そもそも その測った場所から移動したら
放射線に関する法律違反になります。
物体から出ているとしたら、
法の管理下に置かないとならないくらいの数値しか測れないということです。

 

具体的に1キロの野菜に1000ベクレルヨウ素が付着していたとして
これを無理やりμシーベルトにするとだいたい計算は
1000×0022=22μsvになります。

0.022はヨウ素の場合ベクレルをシーベルトに換算した内部被爆係数。
22μSVを一時間当たりの線量μsv/hに換算すると。
22÷50÷365÷24=0.00005uSV/hとなるので、
当然低すぎて、市販の測定器では無理。
しかもヨウ素セシウムγ線だから測れますが

ガンマ以外の、β線α線は市販の測定器では測定できないはず。
とこんな感じできりが無くなるからあんまり言いませんけど。

 

もし本気で当てるだけで、はかろうとするなら
また感度で大事ですが、今度は空間から
遮蔽することがで大事になりますが、
例えば、市内で0.05μSv/h程度の空間線量があるときがありますが
食品に含まれる放射線はかなり、さきに示したように
多くでも0.01~0.02μSv/hしかないようでとかも
空間線量もずっと一定ではないため、
その変動誤差の中に埋もれてしまう食品の検査は難しいと思います。

 

空間線量の影響を避けるため鉛などで
放射線を遮蔽するとしたら、セシウム137の場合
放射線を1/10にするためには,鉛なら3cm、コンクリートなら30cm程度の
厚さが必要だという資料がありました。
けれど今度は、
遮蔽するための鉛、コンクリートなどからも自然放射線が出ますので
完全に線量をゼロにすることは簡単ではないようです。

 

ぼくは、だから民間の専門機関に費用を払って持ち込んできちんと図って
数値の証明をしてもらい、出していますが
じっさいに口にいれる野菜ではないのですが、
(測ったものは手元にないし)
実際に作って出荷している小さな小さな畑の
生産者の同じ作物を出しています。
たくさんのだれがつくったかわからない
いろんな作り方をしているところから
抜き打ちで検査してオーケーだったから他のも
という、国や農協などのアバウトなのとは意味が違う。

 

全然違う。

 

けれどそこまでしても、信じられないといういわれるなら
もうこれはお手上げ。

 

まあ お客さんのためというよりただ自分が自分の仕事として
まっすぐきちんとすじを通したいだけだったりします。
少なくとも、自分は責任を持って、考えられる
だけの配慮、やるだけのことはやっているつもりです。

 
基本セット5品1000円 標準セット6品1200円 満足セット7品1400円 大盛セット10品1950円 特盛セット13品2500円 他、ご要望に応じて苦手なものは他の野菜に入れ替えたり、追加注文可能です。