なんとなく、時間が空いた休日、
今年は七ツ森のほうにでかけることが多いです。
里山の風景が郷愁のこころを手を引くように誘うのです。
出会う風景、そのなかに佇み溶けこんでいる自宅のような店。
そんな個性的なおもいこもったお店と、また違うお店を道でつなぐようにして
風景を追い求めながら走ります。
目的もなく走るうち、また違うお店に迷い込み。
まるで、日常の中の旅。
気分次第であっちに行こうか、インスピレーションに任せて、こっちかな、
迷ってもそれが迷っての失敗ではなく、単に分岐点のひとつ。
七ツ森の道は、行き止まりも多かったり迷ったりなので、
さすがに、スマホの地図を片手に、現在位置を確かめながら、
プチオリエンテーリングのごとく、クルマを走らせています。
狭い道が、きゅうに意外な知っているとこに出たりするのもまた醍醐味。
ひとしきりぐるりんとして、そして家に戻った時、夕焼けがきれいだったり
なにか手元に、おいしいものがあったりするとああ、いい一日だったなあ
なんて、いうそんな秋の日。
古民家そばや〔山形そばではないほう〕、とか温泉とか、ダム湖両岸の直売所や、
魔女の住処みたいな森の雑貨屋とか、山の入り口の焙煎カフェとか
日曜しかやっていないカフェのカレーとか。
バイクだと、カーブにつられるまま、もう少しさき、
ポダニガルガーデンや、泉が岳の小さなガーデンカフェに足を伸ばすことも。
いやバイク、あれは、もう過ぎ去った夏の暑い日のことでした…。