「プロの使う食材」とか
食材の宣伝に書いてあったりします。
よく考えるとだからなに、という感じで
プロが使うから おいしいわけじゃないんですよね。
むしろ安く、見栄えよく高級そうにみえるということを 指している…みたい。
だからそれを望んでいる人には、プロの使う食材はいいんでしょう。
けど、どうしても曲解してしまう。
それを使うとおいしいような錯覚。
そう、自分でそれの呪縛を振りほどくように言い聞かせます。
高い値段で提供しているから
その料理がおいしいわけでも
その料理の素材がいいというわけではない。
プロって、思うに、もともとおいしい食材に
手をかけないというおいしさではなく、
もともとおいしいのを使うから、より
おいしくできるわけというわけでもない。
件の指し示すところの「プロのつかう食材」って、
いったいなんのことだろうとやはり思うわけです。
例えば、無農薬野菜はプロの使う野菜だろうか
無農薬野菜だから、おいしいというわけではないし
安くはない。料理の都合にあわせてくれない、
と、羅列するに
プロの求める条件とは、相反する気がしてならないです。
こういう形に作ろうという意図を
拒否する、そんなつんとしたところがあります。
ことごとくこちらの意図を無視してくれるのです
でも、無農薬野菜って
気持ちに寄り添うと、とたんに
ひざを崩してくれて、でれっとしてくれます。
二面性があるということではなく
曲げられない個性。
そう思わないと。
無農薬野菜さんとしても、
天気、気温や、虫や、病気いろいろ
乗り越え、そういうことで生き残ったきたわけですから
強くつっぱらないと、理解してくれないと
そうでもないと、やってられないよ
というところでしょうか。
使っていただいていてるプロの方何人かいらっしゃいます。
いつも思うのですが、誠に無理をいう野菜たちなので
申し訳なく思っています。
そして使っていただいていること、
大変、ありがたく思っています。