以前イベントでとある方にお会いしたとき、
ブログ見てます。と言われました。
その方は、直接のお客さんではなく、
それまで何度か面識があったくらいで、あまり
お話したことはなかった方。
そのとき、言われたことがずっと
こころに引っかかっていてあのとき
本当はなにをおっしゃりたかったのかと
折りに触れ考えていたのです。
ようやくこのごろ、
なんとなくわかってきた気がするので
書いてみることにします。
「わたし、TAROさんが思っているより
好きですよ」
たしか、iさんと言う方でしたが
そうおっしゃったんです。
聞き間違いではなく、はっきりとそうおっしゃった。
どっきーんとしたものの
感情の告白ということではないとは
それはもう最初から、思っていました。
ではなにをおっしゃりたかったのか。
その一言以上のことは、語らず
すぐほかの話に移り、ではまたと会話を終えてお別れしました。
「わたし」
「TAROさんが思っているより」
「好きですよ」
分解してつぶやいてみます。
たぶん、「わたし」というのはiさん個人がということでは
ないのでしょう。
そして
「好き」というのは好意ではないのでしょう。
人としてのやさしさや受容というようなことなんだと。
では、「思っているより」
というのは、なんだろう。
心が見える方?…だとしたら
ぼくはなにを思っているんだろうとか
よけい、わかんなくなってきて
いやいや、そんなわけはないし
と、なんだか頭の中でぐるぐるミステリー。
そう、結論を急ぐと、
ぼくは、年を重ねるごととに
苦手なものを乗り越えられず
ますます苦手になってきているような
そんな気がしているんです。
なにが苦手かと言うことをここで書くと
また自分で縛ってしまう気がするの書きませんが
それを言われたのかな、弱点みたいな部分。
それをiさんは文章や、雰囲気から
おそらく読み解いてくださっていたのでしょう。
なにをするにもひとりで、そんなこんな、
つい、世の中で孤軍、なにかと戦っているような気が
ふっと、ときどきしてしまうときがあります。
そんなはずはないのにね。
駆け足になって謎解きも
明快にいえずになりましたが
多分iさんは、それをおっしゃりたかったのでしょう。
うれしい言葉でした。
そのまま誰かに投げかけてあげたい、
そんな不思議な気がする言葉。
今年ももう、今日でおわり。
あしたからまた新しい年が始まりますね。
一瞬一瞬、一日一日、
終わって始まるいつも繰り返されるから
大事にできなかった一瞬に、そんなお詫びを。
せめて一年に一度、「好き」と
そんな思いを大切にしたい日。
今年はいろんなつらい思いを抱えていらっしゃる方たちも
多いと思います、抱えすぎず分かち合えれば
なにか一歩あるけることもあるかも知れません。
今年一年、ありがとうございました。
taroともつながっていてくださったこと、
ことのほか、感謝しています。