TAROやおや’s blog

仙台で無農薬の野菜をセットにして配達しているやおやです。

畑の思いを抱えて、街を耕す

大根は年中はないのです

今日は少し真面目に書きます。

 

先週、といある一日に何人もの方から大根がほしい、入らないですか?
と言われました。
なぜ今?と尋ねると、あまり売っていないし、
あっても高い、もしくは千葉産だったりするのでと。

 

ここら辺、いくつか説明したいのですが、なにから書けばいいのか…
せめて、ポジションとして
なんでいま大根がないかを考えいただけないかと思うのです。
ここで、「いまない理由」から書くと本が書けそうなくらい少しくどくなるので。

 

今はとにかく全国的端境期をようやく成長の速い
木の芽や葉っぱというものが出始め
自然がようやくトンネルを抜けたところ。

 

大根をいまの時期作ろうとすると、暖かい南の地方で
さらにハウスで場合によりさらにトンネルビニールで
資材と労力を使い無理してようやくできるもの。
例え無農薬であっても、それだけ資材と使い労力と時間を使い
運賃を使ったものをぼくが扱うと
今の季節のものが失われてしまう。

 

大根を買ったら、これから出る大根葉はなんの意味があるのでしょう。
単なるビタミン補給?
大根葉を使うレシピを作りたいがためのただの材料?

 

季節の野菜をいらないと言われたら
無農薬農業はたんなる安全だけが残り
たちゆかなくなる。

 

そんなものではないはず。
安心と安全という
放射能さわぎのなかに
なにか見失ってないでしょうか。

 

欲しいものが手に入る

手に入れられない

安心と、安全と、季節の軸自然という軸を
もう一度、取り戻した暮らしを感じませんか。 

 

聞かれれば答える程度で自分からお伝えすることを
あまりしてこなかったかもしれませんが

地産地消という流行の言葉に背を向け
ぼくが九州のものを扱ってきていたのは
地元で季節の無農薬野菜を数種類
随時そろえるのが難しいからです。

 

 

無農薬にこだわり少しでも温かいところなら
少し早めに季節のものが入るから
季節という縛りに飽きた方に
ちょっとした季節の先取り、
ご褒美のような思いでお届けしていますし
九州では今が旬で、たくさん取れて困っているのに
こちらではないということもあり、支え支えてという
意味合いが強いのです。

基本セット5品1000円 標準セット6品1200円 満足セット7品1400円 大盛セット10品1950円 特盛セット13品2500円 他、ご要望に応じて苦手なものは他の野菜に入れ替えたり、追加注文可能です。