新聞で、「どこそこ何丁目の道路をくまが歩いているのをみたと、通りがかった車の運転手から警察に連絡があった。」
などと、いう文章を見ると
だいたいの場所がイメージできることもあり、どうも
いつも二本足でゆうゆうと散歩しているクマの姿を思い浮かべ
その後、いやいや違う、と頭の中で訂正するということを繰り返しています。
この、「ぼくはくまのままでいたかったのに」という絵本。
山の中で、冬眠からさめたら冬の間に開発されて
工場がたっていて、何もできないだらしないなまけものと
いう労働者の扱いをされ、生きていくくまのはなし。
最後は放り出され、自分がなにをすべきかわからくなって
山の中を放浪して、そして、ようやく自分が何者かを思い出すという
(といってもただ冬眠するだけ)ことば終わる話。
いつもこの絵本のクマを思い出すのです。
それにしても、動物世界にとっても
去年のいつまでも揺れる地震はダメージがあったのでしょう。
巣作りのいま人間のそばに寄ってくる話をよく聞く今年です。