好きなデジタルカメラがあります。
それは、世の中の平均に背を向けています。
平均的な人からは嫌われて、
間違って買った人からは散々な言われ方です。
いろんな機能があって、いつでも便利に
何も考えずに被写体に向ければ
平均的に簡単に撮れるカメラではなくて
コンパクトなのに、重く持ちにくく
動作すべてが遅いし、便利な機能もなくて、
ピントもずれるし、30㎝より近くを撮れないし、
電池も持たないし
被写体によって得意不得意があって
およそ時代や便利さから背を向けているそんなカメラ。
ひとに後ろ指刺されても、噂話に泣いても
開き直って、個性を生かすために
ひとに妥協する広いみちを探らず、
自分を生かす狭い道をすすんだカメラ。
でも、はまるとものすごい映りをします。
孤高といってもいいほどの映り。
パソコンで現像したとたん感動して声をあげるほど。
シグマのDPという、そんなカメラが好きです。
昨日、中古2万で二台目を買った、たかがカメラのこと。