無農薬野菜とは
ただ、オーガニックとか、身体にいいとか
そういうことではないと思っています。
おいしいから、とかそういうことでもない。
季節の変わり目など、
美味しくないこともあります。
生まれて、死んでいくそのときまで野菜の一生。
やがて子孫をつないでいくのが本来の植物の仕事。
おいしく食べられるために、というのは野菜の寄り道。
それならば、せめてね、
それを大事にすべて食べることで、
身体の中に入れることで、野菜の一生、を
大事に人間のサイクルに入れてほしいのです。
無農薬野菜を食べるという事は、
生きざまです。
自然というと耳触りのいい言葉だけれど
それは動物を殺して食べることでその生きてきた
一生を背負う事とは違う、殺された断末の叫びとしてのマイナスを
身体に取り入れるのとは違う、
暖かなお日様や、揺れる風、
血恵みの雨、豊富な栄養を、手を伸ばしつかみとめる
自由、そんな中で、生きたプラスの喜び。
無農薬野菜は、言葉としては無だけれど
ほんとは、自由で、自立していて、とても
元気なんです。
ただ、手で触れてくれれば、それは伝わります。
食べなくても。