県外の納豆屋さんに行ってきました。
あんまりに周りに何にもない、山があるだけの環境なので
(ほめ言葉です)
聞くと、以前は地域の牛乳を作る建物だったのを、
譲り受けたものの納豆菌が建物に住んで環境がなじんでくるまで
納豆がうまくできなかったのだと。
納豆菌は枯草菌、草の中に生きている菌で
菌だけではなく、周りの環境と一体になって建物の中にも住んで
初めてうまくできるようになったということです。
写真は、地元の大麦入りの経木納豆。
納豆やみそ醤油などの発酵食品は材料よりも、
製造者の姿勢や技術経験、菌のよしあしがものを言います。
いろいろ話をして、では試食どうぞと
扱っている全種類を出してくれました。
そのなかに、無農薬大豆と書いたものがあり
えっ。
こんなところにあるじゃないですか。
と、思わず口をついてでた、独り言。
それで食べてみると、おいしいと思ってここを訪ねた納豆のさらに
上を行く味。
おいしい豆の味と、稲わら自然納豆菌の技。
ここの納豆は、仙台には出していないとか。
あんまり営業してあれこれ広げようという気がないようで
それはほんとうにさりげなくそこに。
ここのはすべて、購入した納豆菌ではなく不耕起稲わらから採取した
自然菌を使っています。
これは胸張ってセットに入れられます。
ぼくが、えっへんしてどうするという感じですが。
うまくいけば近日中、野菜がないときに
こちらの無農薬大豆の納豆をセットに入れられると思います。
こないだは、お客として見学に行きましたが
今度の週末は納豆屋さんの社長さんに会いに。