なんだか余裕もって書く時間がとれず、ご無沙汰ですみません。
ブログ書いてくださいというお声うれしかったです。
野菜のことは日々通信に書いているので、今日は、追加注文でお届けしている、
コーヒーのことなど。
20代のころ社長と面識があった東京の珈琲実験室という会社に
「入りかけた」ことがあります。そのとき面接でコーヒーは好きですか?と聞かれ
はい、好きで毎日缶コーヒー飲んでます、と元気に答えた恥ずかしい思い出を
胸に秘め、いまではコーヒー好きとは言わなくなっています。
コンビニコーヒーのなんかをごまかすかのような煎りの深いコーヒーに嫌気がさして
自分で扱っている芦田さんの無農薬珈琲を、毎日挽いてポッドに入れて持っている程度の好き、です。
で、そんな程度の自分ですから知らなかったんです。コロンビアとかブルマウンテンとかハワイコナとか、品種だとばかり思っていました。
えっ品種でないの?と知った時は、まさにAha体験でした。土地の名前にしか過ぎないんだそうで。
あとは想像ですが、コーヒーっていろんな業者や流通が入っている分
複雑なんでしょうし見えない部分がや多い、それと現地の人はそこまで管理していないんでしょうね。
先日、泉中央で、練馬ナンバーの軽トラがエチオピアの野生の珈琲だと
売っていました、ただ見かけただけでしたが芦田さんにメールすると
その辺の話を聞かせていただき、さらに野生ではないけれど丁寧に栽培された
エチオピアの珈琲だと、譲ってくださって。
早速入れてみるとそれはエキゾチックというよりぼくには、とても薫り高いコーヒーに思えました、手心くわえていないさわやかな風味で好きな味。
自分の中でエチオピアがコーヒーの聖地として理解できた瞬間でした。
そういえば…ながくくなってもいいですか?
岩切の生産者さんから、里芋ができてきたというので先週からお届けしています。
畑に取りに行ったとき、今年は里芋大失敗しちゃったというので立ち話で伺いました。
きぬおとめという品種を5年かけて増やしたのですが、
(これが種苗法改正でお咎めを食うことになる問題は今後書く必要があると思っています)
どうもいままでのどだれのほうがおいしいとか。
どだれのように土臭くなく、煮ても色は白いし崩れないのはいいんだけれど…と。
他の生産者さんからは、どだれを自家で増やしずっと作ってきたけれど
どうもほかのどだれと違うようになってきたと、いわれたことがあります。
もちろんおいしいんです。その土地に会うようになっていくのが里芋だと理解しています。品種も大事ですがその土地でずっと作っていくことで里芋らしくなっていくという感じ。
前述の農家さんの里いもは、たしかに崩れない。(下茹でしようとして忘れて鍋を焦がしましたが、普通に食べられたくらい)あとさっぱりしておいしかったです
味付けなしでおいしかったから味付けしたらもっと料理に合うんじゃないでしょうか。
高級料亭でこのまれそうな感じ。
生産者さんの自己評価で大失敗と聞いてドキッとして、来年からまたどだれに戻すという話ですが(ちょっとどだれより価格が高い)ちょっとまってと、言いたいような感じ。
しばらく作り続けて欲しいなと。