野菜とは関係ないんですが、雪が降って寒い時、
ふと思いだします。
数年前、山形の山のほうに住んでいました。
そこで、玉庭という地の、大きなかやぶきの
家に住む人に「部屋一杯あって広いでしょう」と聞いたら
部屋狭く使ってるんですよと、いいます。
どうして?
寒いからと
個別に温められないのだと言います。
暖房設備がないのといくら暖めても
きりがないので、自然と真ん中の囲炉裏に集まるのだと。
コミュニケーションの場。
いまはべつべつにあたためていますよね。部屋。
それって疎外感をうむのでは。
いまは核家族で、
どころか、
助け合わない家族になりつつあるみたいで。
だから、若年者ホームレスかな。
電話が通じないから
日雇いもできないという若者。
家族もいるはずなのに。
電話を貸してくれる、人がいないという。
ちょっとショックです。
一方で、老人は、孫のためにと
離れていても思っていてそのこころを悪用される時代。
年をとると、昔自分が子どもの時していた
ことを子どもにしてやるといいます。
子どものころに、確かなものがない、
たとえば、インスタントばかり食べた
ひとたちはどんな生き方を教えるのでしょう。
人に大事にする根底のない、なかで
道徳、モラルは小さなことから失せていく気がします。