土曜日、お誘いしたイベント
（というほどでもないですが）で
県立美術館へ。
学芸員、齋さんの案内でまずは、
未知の扉をひらくところから。
そして、大きな絵の前で
絵の見方のレクチャー。
絵の具が30年たっても
まだ乾いていないという
話にもちょっと驚きました。
（乾いたらぼろぼろになる）
外へ出てどんぐり拾いの径へ。
小さな小川にどんぐりをころがし
追いかけた後は、
トトロの道へ。
木々の中にいきなり消えます。
後を追って、次々と子供も。
おおあわてて、追うお母さん。
大人のみなさん笑顔で。
齋さんやるなあ。
あっという間に、しーんと
いなくなってしまいました。
抜け出たところで、
こどもが遊ぶスペースがあり
ほっと。
午後は、粘土遊びをやらせていただきました。
地面の下、２メートルは粘土なんだそうです。
自然素材、というか自然のものなので
変な匂いもなく
自由に皆さん遊んでいらっしゃいました。
いつしか大人も夢中に。
シンデレラ城と
お魚くわえた恐竜と、
向こう側にあるのは。
鰹節削り。
鰹節付き。
なぜ？
鰹節削り？
妙に感動してしまいました。
しばらく見たことないし
その使い方をお子さんに説明している
お母さんの姿というのにも
感じるものがありました。
鰹節と鰹節削り。
案内していただいた
齋さんと最後にお話したのですが
「なにか教育プログラムを受けた方たちだったんですか？」
と聞かれました。
「いえ、みなさん今日初対面同士の方たちです。」
とわたし。
齋さんいわく、
なかには、土に触るのを嫌がったり
汚れるのを嫌がる子供もいるのですが
今日はそんなこともなかったので
次回もし、よかったらもっと泥だらけに
なりませんかと、提案をいただきました。
「やおやさんと美術館なんて取り合わせ、いいなあ」
なんて喜んでいただいて。
磁器用の土だと白くて、（具体的に金額と量の提示）
それを使って水でこねるところから
体中真っ白になるのですが
水を使って気持ちいいんですよ」と。
「そんなこと税金の無駄遣いといわれるかもしれないけれど
税金を将来納めてくださる子供への投資ということで」。
次回、よろしく。
畑でなくて、美術館の中で白い土に
まみれる企画が、
夏に、行われる…かも知れない。
