息抜きみたいな話です。
用事があって震災後初めて街に出るのですが、
買い物するには、どっちみち品薄なので
せめてどこかでご飯食べれないかと思いました。
その発想はものすごく豊かでこころ贅沢な気がして
行ったことのある店に聞いてみると、
パスタとスープしかできないとか。
いやいや、パスタもスープもできる、でしょ
十分です、などと話し
ふと、野菜はありますかと聞くと、
在庫だけであまりないと。
では、いるときはもって行きますけど‥、
と、値段を言うと、
驚いたことに、市場で買うより安いという返事。
車ではないというと、では持てるだけで、何でもいいのでと
喜んでいただき、ザックに詰めて歩いて持ってくつもり。
物々交換。
なんというか時代と言うより広くない、瞬間的に
生まれる前の時代の間口に
タイムスリップしたみたいな価値観。
いまを体験したか
体験していないかの世代で
今後なにかギャップが出そうな。
ひねるだけで水道からあふれ出るほど水が出るのに
汲み置きの水を捨てれず
ぼくはまだコップで移して、大事に使っています。
命を支えてくれた水。
少しずつ閉じていたことが
開いていくといいな。