いままではのんびりと時間が過ぎました
冬の季節。
すべてがゆっくり
地面は凍り、雪の毛布に覆われ、ものによりますが
野菜はその下で自分のぬくもりの中生きてきました。
けれど、これからの季節
少しの気温の変化に敏感になる野菜たちがいます。
寒かった分、少しの太陽のぬくもりに
いっきに芽をのばしたり、いっきに成長したり
それはもう、こちらがうっかり寝ている間に
変化は起きます。
ブロッコリー、出ないはずが、でるのは
今出さないと、もう来週には花が咲いてしまう、
だからいま、いましかないし
急にのびた菜の花や、葉物なども
それは突然、声がかかります。
それは畑からの緊急招集のよう。
そのために、すべてのセット野菜のなかに
少し余裕をもって出せる、柑橘や根菜類を用意して
その緊急時に潜り込ませてあげられるゆとりを持っています。
じゃがいも、たまねぎ、にんじん、柑橘、ごぼう、加工品などは
過ぎる季節のなか、ぼくのなかでは「雪の毛布」です。
ジャガイモは新じゃがが遅れているので少し切れそうです。
新玉と旧玉ねぎは、しばらく混在します。
ニンジンは、こちらに大きな冷蔵庫がないので、春ニンジンが
でるまで冬越しがなくなったら切れます。