「いつもあるものじゃないのに
どうしてメニューに書いちゃうのか
そこがおかしいんですよ。
大間の本マグがいいとなると、
どこもかしこも、大間。
そんなにあるはずがない。
時期時期でエビの種類だって変わる
なのに一年同じメニューのエビなんて
対応できるはずがない、
それを望む大衆に、合わせてというのが
あの事件のからくりなんだろうと思いますよ。」
と、ある和食の店の大将。
時期時期で違うということを
きちんとお客に説明すれば
わからないものではないと思う
むしろ、売上のことしかみえない上司を
説得できなかったというべきか。
すべて時期がある、自然のものは。
それを無理にしようとするから
消費者はますますバカに
させられていく。
あるいは
ひとりのオーナーシェフや自宅でやっている店は
そういったごまかそうという発想は出なかったと思う。
飲みにでも、食べにでも店に行くなら、
小さい店へとやっぱり思う。
ところでいま来た、みかんとってもおいしいです。
発注してから、到着まで十日かかるので、
さっき農家に注文したけれど、次回がまた同じだとは
限らないのです、
お客さん側からいうと、今回お届けしたのが美味しかったから
また、と注文いただいても、いつもおいいとは限らないのです。
とくにミカンは、木によって味が違うので。
これも時期のもの、すべて出会い、縁のもの。