家庭の料理が、あたりまえのように
レストランの外食風になっていますよね。
余分な物を捨て、きれいに飾り。
「注文の多いレストラン」のように
メニューをみて、それを食べたいという欲求に従い
そのことのために、
世界から買いそろえられる野菜や肉や魚。
さらにはたくさんの野菜や肉の旨みだけを凝縮させた、
旨みだけが強い食べ物も同じ意味のような。
ごはん、ごはんの品種も、
おもち系のコシヒカリが主流。
おもちはハレの日の食べ物、お祭り。
街には明かりが一晩中途切れることなくあふれ
どこに行くにも制約なく車で、
すぐにいけるように、平坦にならされた道。
努力さえすれば
思うようになるばかりの社会の支度。
毎日なんだか急がされている気がするのは
おそらくハレの日に食べる特別な
ものを毎日食べて生きているから。
毎日がお祭り。
社会がお祭りでさらに
個人個人は、みんなが「キング」になっていて
わたしもそれなら「クイーン」にと、
なって、やがて、
たくさんの世界の人たちが
じぶんたちだってと。
たくさんの大量生産社会が
平等と言う概念でみなを
「キングやクイーン」に祭りあげた。だけど、
地球にそれだけのキングを支える余力がない、
ここまでずいぶん疲労した地球。ゴミ捨て場もない、
いまの生活を続けるにはいったい
どのくらいのだれもいない地球が必要なのか。
なのに何年前までなら戻れるかというアンケートに
２０００年までと答えた人が６０パーセント。
２０００年ってバブル以降なんですよね。
いまとなにもかわっていない気がするんですけど
投機で石油が高くなって、
さらに、地球温暖化の防止があり
この機会に、元栓が締められつつあるのかと思ったら、
ぎゃくに1.5倍に生産増強
元栓、あけられちゃった。
地球温暖化なんて、エコなんて。
結局、どこが変わるというんだろう。
