最近、とくに、自分に問いかける。
なにか買おうとするたび
なにかしようとするたび、
"それ"に魅かれるか。
と。
特売ではない安い商品、プラスチック、中国産、安いだけのネットカフェなど
常に安いものがいいとして、その方向へ向かうこころは
自分の方向をもこんなものと諦め安く見積もること。
らくなわかりやすい価値観へと誘う羅針盤。
世の中に、こんなものかな
という「適当なもの」はたくさんある
けれど
本当にいいもの、頂上をめざす途中のものは
なかなかない
ともするとくじけてしまいそうな
本人には目指すものが見えている、商品ではなく、製品。
それがほんものであるかどうか
だれにもわからないのだけれど
勝ったものがいつも歴史の勝者。けれど
自分の買ったものが、それを支えているならば。
やはり、ぼくは、理想を求めてしまう。
簡単にできるものは、ちいさな自分の世界には
もので飾ることもなく、考えればいろんなもの、それは
そんなに必要ではない。
やはり、すでに出来上がったものでもなく
途上のもの。こうありたいとする姿勢、
それがいつも、美しく感じる、芸術のように。
祈りに近い。
無農薬野菜がそれであるかどうか
それはわからないけれど
自分が情熱を傾けられるもの、
裏切らず、欺かず
ストレートにに作っていけたらと思う。
作りたいのは、野菜そのものではなく、
無農薬野菜が日常にある生活。
野菜はあたりまえのこと、
なにかの目的があって手段として仕事なのではなく、
仕事をすること自体が目的。
全体の中の一歩なのではなく、
一歩の中に全体があるというようなこと
