いつも野菜のこと書こうかなと思う間もなく
自分の中で違うことが頭をもたげてしまうので
ついまた今日も、野菜以外のこと。
スカイツリーがオープンしたみたいですね
見たこともないし、文字通り雲の上の話です
ところでなんでも前をむいていいところを
前に出して進もうとすると
逆にわるいところを前に出して引き留めようとする人たちがいるもので
これはもうどんな世界にも最近では門外漢ですら
いろいろだれでも評論家になれる時代。
このスカイツリーに関しても、いるとか不要とか、無駄使いとか
いろんな意見があるみたいです。
ぼくはこれについてただひとつ
思うのは、文化の継承というもの
技術の継承というものは大事で必要だとただ思うのです。
かつて、日本はゼロ戦の技術を持ってYS-11というとても優秀な国産飛行機を作りそれで
赤字のまま、国策で税金を入れられずにつぶしてしまった。
けれど、あのまま技術を継承していたら
いまごろ…。海外に飛行機を輸出する時代が
かの国産クルマのようにあったかもしれない。
工業製品はどのジャンルでも国産メーカーはひん死。
安いものばかり求められるので
中国産のみ売れる。
海外、欧米では、いいものを長く使う文化があるので
そのメーカーを育てる意味もあり、投資をする。
建築物、奈良の法隆寺や東大寺などの神社仏閣。
数十年~に一度、修繕をする。
それは大工の技術の次の世代への継承の場
歴史の中で仙台の思い、技術に触れて
次の世代につなぐ役割。
技術は使う場がないと意味がない。
スカイツリー自体が意味がないとか
あるとかそういう議論ではないという風に思うのです。
なにかが途切れる前にしなくてはならないことはある。
(日本は安物ばかりが売れる
安いという価値観しかなくなった
いずれ、ガラクタばかりが残る国。
いいものを長くつかい
いいものを育てる価値観というものを喪失。
欧米のまねをしてそこだけは
まねをできない精神性の貧しさ。
方向に迷った時、
あのひとだったらどうするかな
そう思える人がいるとき
自分以上の力を出せる気がする。
そういう先人がいて感じることができればこそ)